FC2ブログ

長身女性の小説

長身女性の小説を書いていきます。 よろしくおねがいします。

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

成長記録5

 夏休み中に驚異的な成長を遂げてしまった私でしたが、クラスではそのことは内緒にしていました。
もともと驚異的な高さでしたからクラスメイトもそんなに気にはしていないようでした。
ただ、たまに伸びた?と聞かれることはあったのですが知らないふりをしていました。
二学期のはじめに身体測定がなくて本当に良かったと思っていました。
ところが、バレー部の顧問が私を勧誘にきたのです。
入学当初、毎日のように来ていましたが頑なに断っていたので諦めたものだと思っていたのですが、
そうではなかったようです。
私と舞衣をどうしても入れたいらしく、一回遊びの感覚でいいから試合形式で楽しくやってみないか?と誘われたのです。
私も舞衣も嫌だったのですが、断ってもまた毎日のように来られたら困るし、実際にやってみてとても使いものにならないことを見せたほうが話が早いでしょうから、一回だけ行くことにしました。

私と舞衣を見たバレー部員はすごい憧れのような感情が入った目で私たちを見上げ、口々にすごいスパイクを打てそうとか、ブロックもすごそうとか言っていました。
とりあえず着替えてコートに入り、ネットの近くへ行ってみると案外低いんだなと思いました。
それもそのはず、中学生女子のネットの高さは2m15cmらしく、私の身長よりも低いのです。
顧問の先生がその様子を見ていたのですが、私に
「もしかして、ネットよりも背高くないか?」
と言ってきました。
「そんなことないはずですけど・・・」
「いやいやいや、そんなことありそうだけど。ちょっともっと近くに立ってみて。」
と言われてしまって、私は嫌でたまらなかったのですが言葉に従いました。
「やっぱりちょっと高そうだな・・・ネットは2m15cmだからそれ以上あるのか!」
私は周りの人にバレるのが嫌でしたから
「先生、いいじゃないですか・・・帰りますよ。」
とちょっと不機嫌そうな顔をして言ってしまいました。
普段、先生に反抗的な態度を取ることはなかったのですが、ついつい嫌な顔をしてしまいました。
すると先生は申し訳なさそうに
「そうか、すまんすまん。じゃ、早速はじめようか。」
と言われたので先生に簡単な説明を受けた後、試合形式で始めることになりました。
ただ、その試合はひどいものでした。
もともと運動が苦手だから仕方ないというのもありますが、スパイクを打つためにトスを上げてもらっても
空振りばかりでまともに打てたものはありませんでした。
ブロックにしても横を抜かれてしまってほとんど役には立ちませんでした。
それは舞衣もほとんど同じで早く終わらないかなあと言うことばかり考えていました。
極めつけは最後に、何を思ったかブロックするために目をつぶって思いっきりジャンプしてしまい、
顔でスパイクを受けてしまったのです。
私はその場でヘたりこみ、鼻血を出しながらわんわんと泣き出してしまいました。
舞衣と先生に支えられながら保健室へと行くことになり、バレーは終了しました。
先生は申し訳なさそうに謝っていました。

 それでそのあと勧誘はなかったのですが、年明けのある日またバレー部の顧問がやって来ました。
「前は申し訳なかったね。無理言ってやらせて怪我をさせてしまって。」
「もう気にしてないですよ。もう謝ってもらってますし、私も悪かったんですから。でももうバレーは・・・」
「今日はこの前みたいにバレーをやれって来たんじゃないんだ。この前のお詫びも兼ねてこれに行かないかと思って。」
とチケットを差し出しました。
そのチケットは男子Vリーグのチケットでした。
「先生、こんな高価なものいいですよ。バレーの試合だったらバレー部の人を連れていってあげたほうがいいと思いますし、私はそんなにバレーに興味ないですから。」
「このチームには私の大学時代の後輩がいて、この辺で試合をする時チケットをいっぱい送ってくれるんだ。
バレー部員にはもう渡してあって、それでも余ったから君たちを連れていこうと思ったんだ。素晴らしい試合を見て少しでもバレーに興味を持ってもらいたいし。もちろんこれを見たからといってバレー部に入れなんてことは言わないぞ。」
「そうですか・・・どうする?舞衣ちゃん。」
「う~ん。私はどちらでもいいけど。そうだ、先生ちなみに後輩って誰なんですか?」
「おっそうだ、全日本にも選ばれている本宮選手だよ。」
「えっ?本当ですか?あの全日本最長身最イケメンと呼ばれている本宮選手!」
「君たちが望むなら試合後に会ったりもしてくれると思うぞ。」
「本当ですか?ねえ百合香ちゃん、行こうよ。」
「その本宮選手ってそんなにすごいの?」
「そうだよ!世界にも通用する技術と高さ。身長は百合香ちゃんよりも高い2m19cm。それで顔は俳優をしてもおかしくないくらいのイケメン。全日本人気No.1だよ!」
「へえ~そんなすごい選手なんだ。じゃあ私もお言葉に甘えて連れていってもらおうかな。」
私は久しぶりに自分よりも背の高い人に会えるかなと思ってokしてしまいました。

 試合はとても素晴らしいものでした。
さすが全日本に選ばれるような選手が出ていることもあってとてもレベルが高かったのです。
私も感動して、バレーを始めようかなと思う程でした。
本宮選手が用意してくれた席もコートに近いとてもいい席だったこともあったので。
ただ、私の後ろに座った人には迷惑だったと思います。
できるだけ小さくなっていましたけど、たまに後ろを向くと見づらそうに右から見たり左から見たりしていました。
本宮選手のチームが快勝した後、先生に連れられて舞衣と控え室の前の廊下へ本宮選手に会いに行きました。
本宮選手はやはり大きく、舞衣も肩ぐらいまでしか届いてませんでした。
私も握手をしてもらおうと近づいていくと、また嫌な違和感を感じました。
本宮選手は2m19cmあるはずなのに、2m17cmの私が見下ろしてる感じなのです。
本宮選手もちょっと信じられないといった表情で私を見あげています。
足下を見ると、私のこの前作りなおしたちょっと大きめの37cmスニーカーのほうが一回り大きかったです。
私も舞衣も先生も本宮選手も何も言えずにつったってると、
「わあ、でっかい姉ちゃんやな~本宮よりでっかいんとちゃうか?」
とチームのお調子者、庄司選手がやってきました。
「ちょっと背比べしてみてや。いいやろ、なあなあ。」
と強引に私と本宮選手を背中合わせに立たせ、椅子の上にたってみています。
「やっぱりや。姉ちゃんのほうが3~4cmは高いで。」
と言ったのです。
私は恥ずかしくて恥ずかしくて泣きそうになりながらうつむいていました。
本宮選手はその様子を見て、庄司選手に
「先輩、そんなことどうでもいいじゃないですか。あまり大騒ぎしないで。」
といいました。庄司選手は
「なんでや。こんなでっかい姉ちゃん滅多に見れるもんやないで!」
と大騒ぎしていました。
私はもう耐えられくなり、出口へと走って行ってしまいました。
そのまま私を追いかけてきた先生と舞衣と一緒に無言で帰宅しました。
後日、本宮選手からは謝罪の手紙と私でも着れるような大きなTシャツが届きました。
でも私は、もう二度とバレーとは関わらないでおこうと思っていたのでした。
この時の私のサイズ、身長222cm、体重115kg、靴のサイズ37cmでした。

スポンサーサイト
[PR]

FC2公認の男性用高額求人サイトが誕生!
稼ぎたい男子はここで仕事を探せ!
  1. 2011/08/22(月) 01:08:41|
  2. 成長記録
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:0
<<バレー少女のインタビュー4 | ホーム | バレー少女のインタビュー3>>

コメント

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバック URL
http://tallestgirl.blog.fc2.com/tb.php/13-cfa99192
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。