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長身女性の小説

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バレー少女のインタビュー その6

 前回のデートから2週間後。
田中と愛は2回目のデートをする約束になっていた。
洋服をつくりにいくため、前回とは違い街中で待ち合わせをしていた。
田中は前回、早めにいったにもかかわらず愛がその前に来ていたので今回はさらに早く向かっていた。
待ち合わせ場所の近くまで来ると、田中は人だかりができているのに気づいた。
「まさか、この人だかりは・・・」
田中の悪い予感は的中していて、人だかりの真ん中に愛の超長身の上半身が浮かんでいた。
人だかりをかきわけて愛に近づこうとしたが、人があまりにも多くてなかなか近づけない。
愛はその真ん中でサイン攻めにあっていて、愛が持つと爪楊枝にしか見えないペンでなれないサインを書いていた。
サインとはいってもかわいらしい字で鈴木愛って書いてあるだけなのだが。
頼まれると断れなさそうな性格してるから、まだだいぶかかりそうだなと田中は思った。
まだ待ち合わせ時間よりも早いし、ちょっと離れたところから見ていることにした。
なかなか人が減らないようで、愛もちょっと困ったような表情にも見えるのだが、ニコニコしながら握手やサインをしている。
遠くからでも愛の超長身が目立つので人がどんどん集まってきてしまう。


 待ち合わせ時間まであと10分といったところでまだそれなりに人だかりはあったのだが、さすがにもうまずいと思ったのか
周りにいる人たちに深々と頭を下げながら、
「すいません。人と待ち合わせをしているんでもう行かなくてはならないんです。ほんとうにごめんなさい。」
と言いながら人ごみを抜け出し、待ち合わせ場所へと走り出した。
田中はその後を追いかけていく。
愛が場所まで来てきょろきょろと周りを見渡し、田中をさがしている。
田中はこっそりと愛の後ろへとまわり、肩をたたこうとしたが・・・
180cmの田中が背伸びして手を伸ばしても愛の肩にはとどかないのだ。
田中は改めてやっぱでかいなと思いながら、仕方なく広大な背中の真ん中あたりをそっとたたいた。


 「えっ?あっ、正道さん。もう来られてたんですか?」
「うん。愛のサイン会の様子を眺めてたんだ。」
「もう~それなら声をかけてくれたらいいのに~なかなか断れなくて1時間ぐらいやってたかも。」
「そんなに!?街に出かけるといつもあんな感じなの?」
「まあ、結構人が集まってきたり声をかけられたりはよくあるんですけど、今日みたいなのはそんなないです。」
「やっぱりみんなまだオリンピックおぼえてるんだよね。」
「まあ、それもありますけどこんなにでかい女がいたら見に行きたくなるでしょうからね。」
「いや、結構オリンピック見てましたって言われてたじゃない。それに可愛いサインだね。」
「はずかし~サインなんて考えたことないからいつも名前を書くだけなんですよ。あんなのもらってどうするんですかね。」
「そりゃ、家宝にするんだよ。ところでもうそろそろ行こうか。また人が集まりそうな気配だし。」
「あっ、はい。でも・・・」
「どうかした?愛の行きつけの洋服屋この近くなんでしょ?」
「そうなんですけど・・・やっぱり洋服を買ってもらうなんて申し訳ないなって思って・・・」
「そう?いいじゃない。愛のためっていうか俺がそうしたいんだから。いろんな愛を見てみたいんだ。」
「でも、この体ですからすごい高価だし。付き合い始めて間もないのにそんなに高価なものを買ってもらうのは・・・」
「そんなに深く考えないでよ。どっちにしたってもう洋服買わないとならないんでしょ?」
「それはそうなんですけど・・・でもやっぱり私がお金出します。」
「ほんとにいいじゃない。確かに申し訳ない気持ちがあるのかもしれないけど。まだそんなに付き合いも長くはないけど、長さじゃないでしょ。」
「う~ん。なんで私なんかのためにそんな大金をって感じですけど。もしも結婚相手とかだったらそんなに申し訳なくないのかな。」
「じゃあ、結婚する?」
「え~~~っ。な、なに言ってるんですか!そんな大事なことを簡単に・・・」
「俺は本気だよ。愛さえよかったらいつでも結婚したいと思ってるよ。」
「な、な、な、そんな、私なんかと結婚したら大変なことばかりですよ。ご飯は10人前ぐらい食べるし、お風呂のお湯がすごい減るし、
でかい靴で玄関を狭くしちゃうし、洋服たんすにはあまり洋服が入らないし、布団もでっかいのが必要だし、天井に頭をぶつけて穴を開けちゃうし、
それにもしも子供ができたら私みたいに大きな子が生まれちゃうかもしれないんですよ!」
と、顔を真っ赤にしながらまくしたてた愛。
「まあまあ、ちょっと落ち着いて。とにかく今すぐにどうこうってわけじゃなくて、結婚を前提に付き合うってことでいいかな?」
「えっ、はい。そうですね。私ったらまた気が動転してしまって・・・嫌とかじゃないんですけど。むしろうれしいですけど。」
「それならよかった。じゃあ、俺が洋服を買うってことでいいよね?」
「えっ?でもやっぱり・・・」
「将来結婚するかもしれないんだからいいじゃない。もうこの話は終わりにして行こう!」
と、歩き出す田中。
「あん。待ってくださいよ~そっちじゃないですよ!」
とあわてて田中の後を追いかける愛。


 「ここが愛のいつも来る服屋さん?」
「はい、そうです。中学生の頃からお世話になってるんですよ。」
「エクストラビッグって言うの?大きなサイズの専門店なのかな?」
「そうですね。結構大きな人がきますよ。店員さんも大きめですし。」
「愛みたいな人もいるの?」
「いるわけないじゃないですかーこんなに大きいのは私だけですよ。」
そういいながら入り口のドアをくぐる。
大きなサイズの店だからかかなり大きなドアであるが、愛の胸あたりまでしかないので、愛は中腰になっていった。
「いらっしゃいませー愛ちゃんお久しぶり。また背伸びた?」
「もう、三森さんたら。もう伸びてないですよって言いたい所ですけどね・・・」
この三森と呼ばれた店員は25歳くらいであろうか。
ロングヘアでモデルのような美しい女性であった。
女性にしては背が高く、田中と同じくらいは身長がある。
「愛ちゃん、ところでこちらの方は?」
「あっ、実はお付き合いしてる方なんです。」
「はじめまして。田中といいます。」
「こちらこそはじめまして。三森といいます。よかったね!愛ちゃん彼氏ができたんだね!」
「はい。私にもついに春が来た感じですね。一生独り者かなって思ってましたけど。」
「愛ちゃん可愛いし、性格もいいもん。できないほうがおかしいなって思ってたのよ。」
「ありがとうございます。じゃ、早速服をおねがいします。」
「は~い。じゃあサイズを測りましょうか。」
そうして脚立を持ってきて、身長から測り始めた。
「え~っと、身長は・・・・言っていいの?」
「はい。ずばり言っちゃってください。」
「2m・・・73cmよ。」
「え~っ?うそでしょ?そんなに伸びてます?」
「すごい・・・人類史上最高長身だ・・・」
田中は口をあけたまま愛をボーっと見上げる。
愛は恥ずかしそうに顔を赤らめながら、
「またそんなに伸びてるんだ・・・いつまで伸び続けるんだろ・・・」
とつぶやいた。
「前回測ったときからそんなに伸びてるの?」
「前回は半年前で267cmでしたかね?三森さん。」
「そうね。確かそのくらいだったと思うわよ。」
田中は半年で6cmというと成長期の中学生と変わらないくらいだなと思いながら愛を見ていた。
むしろ年をとるにつれて伸びる割合も大きくなっているんじゃないだろうかとも思っていた。
愛の体のサイズは、

身長   273cm
バスト  198cm
ウエスト 102cm
ヒップ  170cm
靴のサイズ 58cm

という結果になっていた。
体重は服を作るのに関係なかったのでわからなかった。
「まだ伸びるかもしれないから大きめに作っておいたほうがいいんじゃない?」
「もう、田中さんたら。でもほんとにまだ伸びそう・・・こんな巨人でもほんとにいいんですか?」
「もちろん。どれだけ大きくてもいいし、大きければ大きいほどいいよ。」
「本当ですかあ?何がいいのかわかんないですけど・・・」
「それじゃあ、服と靴とこれでいいの?」
「ほんとにいいんですか?全部で相当な値段しますよ、これ・・・」
「いいからいいから。じゃ、三森さん会計お願いしますね。カードで。」
「はい。ありがとうございます。すごい彼氏さんね。ぽんとこんなに出してくれるなんて。」
「悪いなって思ってたんですけど、田中さんがどうしてもって言うから・・・」
「どっちにしても要るものだし、いいじゃない。それじゃ、行こうか。」
「この後はどこへ行くか決まってるんですか?」
「ああ。もうそろそろ夕飯の時間だし、レストランに予約を入れてるんだ。」
「えっ?レストランですか。そんなに高級なところじゃないですよね。」
「大丈夫だよ。気にしないで。そんなに高くないし、個室みたいになってるし。」
「そうなんですか。でもご飯は私に出させてくださいね。田中さんの分も。」
「いいって。気にしないで。俺が勝手に予約した店だし。愛の身長に合わせた椅子とテーブルを用意するようにも言ってあるよ。」
「そうなんですか?そんなものどこから用意するんでしょうね。でも田中さん今日お金いっぱい使ってるし・・・」
「まあ愛と結婚するんだったらこのくらいは出せないと駄目じゃないw?とにかく、行こう。」
「はい。わかりました。じゃあ、三森さんまた取りに来ますね。ありがとうございました。」
「どうも、ありがとうございました。」
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  1. 2012/03/26(月) 00:32:41|
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