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長身女性の小説

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クリスマスの奇跡

 もうすぐクリスマス。
25年間彼女のいない森中拓弥(もりなかたくや)は考え事をしながらとぼとぼと歩いていた。
(ああ、またクリスマスの季節か・・・)
(今年も一人で過ごすことになりそうだな・・・)
(決してもてないわけじゃないんだ!ただ、俺の理想とする女の子がいないだけで。)
そう、拓弥は女の趣味が特殊だった。
背の高い女が好きで、それも高ければ高いほどよく最低でも190cmは欲しいと思っていた。
(うまくいかないよなあ。なぜおれの周りには長身女性がいないんだっ!)
(そのためにこの仕事に就いたのに。)
拓弥は規格外のサイズの衣類の製造、販売を手掛ける会社に勤めていた。
もちろん長身女性との出会いを期待してのものであった。
(就職して3年、たいして大きな女のと出会えないんだよなあ。日本人だとこんなもんなのかな。)
(180cmそこそこが最高だもんな。靴のサイズ29cmの女の子は期待したけど、足が大きいだけで
身長は普通だったからな。)
と考えながら歩いているとおかしなことに気が付いた。
(あれっ?ここはどこだ?駅を出てからどっちにでたかな・・・)
考え事をしながら歩いていたせいで、道に迷って住宅街に来たようであった。
(ま、いいか。このまま行けばどっかわかるところに出るだろう。引き返すのは嫌だし。)
(サンタが大きな女の子プレゼントしてくれないかな~大きな靴下でも買ってこようかな。)
とくだらないことを考えていた時のことだった。

ひゅうっと突風が拓弥を襲うと、
「うわっ、なんだこりゃ?」
拓弥の顔に白い布きれのようなものが飛んできた。
それが何であるかはすぐにはわからなかった。
よくよく見ると見慣れたものであったが、サイズが普通のものとは大きく違ったのですぐにはわからなかったのだ。
「これ、靴下か・・・?」
ルーズソックスのようなものかと最初は思ったが、明らかにそれとは違う。
つま先とかかとの部分がすごい離れているし、生地の感じも違うのだ。
「40cm以上あるよな・・・こんなの誰が履くんだ?」
とまわりをきょろきょろと見回すと、右前方の家の2階から声をかけられた。
「すいませーん。それ、ウチのなんです。今取りに行くので、ちょっと待っててもらっていいですか?」
「あっ、はいわかりました。」
とても可愛らしい女の人が声をかけて来たのをみて、拓弥はちょっとドキドキしていた。
(まさか、この靴下あの人のものってことないよな・・・?この靴下を履くんだったらどう考えたって身長2m以上
あるだろ?でも兄弟のものだとしたって、あの人も相当でかいと思うぞ。)
そんなことを考えながら拓弥はその家の玄関の前で待っていた。

そして玄関ドアが開くと・・・
大きくかがんでとてつもなく大きな、それでいてとても美しい女性が出て来たのだった。
「すいません。わざわざ持ってきていただいて。風で飛ばされちゃって・・・」
拓弥をはるか上から見下ろしながらその美しい女性は頭を下げた。
「あっ、いや・・・」
拓弥は理想の女性を見つけたショックで心臓は破裂しそうなほど高鳴り、何も考えられないようになっていた。
「あの、どうかされました?もしかして気分でも悪いのですか?」
「いえ、そんなことは・・・」
「でも顔が赤いような感じですけど。もしかして、私みたいな巨大な女を見られてびっくりされました?
仕方がないと思いますよ。だって2m22cmもあるんですから。」
「2m22cm!。」
1m80cmの拓弥よりも42cmも大きいのだ。
大きければ大きいほど好みな拓弥にとってはこれ以上ない理想の女性であった。
拓弥は靴下をぎゅっと握りしめながら茫然とするしかなかった。
「あの、申し訳ないですけど、靴下返していただけますか?こんな特注の巨大サイズはあまりありませんから。」
「あっ、すみません。どうぞ。」
というと拓弥は両手に靴下をもって頭上へ差し出した。
「あ、いえ、こちらこそすいません。ありがとうございました。」
そういうとその女性は家に入ろうとした。
拓弥はこのチャンスを逃してしまうわけにはいかないと、しどろもどろではあったが声をかけた。
「すいません、ちょっと待ってください。」
「はい?どうかしましたか?」
「あの、失礼ですけど服とか靴とかサイズがなくてお困りじゃないですか?」
「え・・・まあ、確かにこのサイズですから困ってはいますけど・・・」
女性は少し困ったような表情をしながら返事をした。
「実はですね、私は大きいサイズとか規格外な服や靴を取り扱っているんですよ。製造もしてますから相当お手頃な値段で
提供できると思うんですけど、お話だけでもどうですか?」
と言いながら拓弥は名刺を差し出した。
女性はその名刺を巨大な手で受取り(まるで名刺がSDカードぐらいの大きさにみえた)、返事をした。
「確かに服や靴には困ってるんですよ。特注しかないんですけど、すごい高くて・・・じゃあ、とりあえず
お話だけでも聞かせてもらっていいですか?どうぞ入ってください。」
と女性は拓弥を家へと招き入れた。
拓弥は本当に口から心臓が出そうなくらいドキドキしながら女性の後へと続いていった。

 拓弥は扉を大きくかがんで入っていった女性の後に続いて玄関へと入った。
(このドアは2m10cm以上はあるよな・・・すごい大きさだ)
玄関にある靴をチェックすると、拓弥が靴を履いたまま履けそうな大きさの靴が目に入った。
(すごい大きさだ・・・35cmはあるだろうな。でも、靴が全然出てないな。)
「どうぞ、おあがりください。」
「いいんですか?玄関口でも結構ですけど。」
「いえ、中の方で落ち着いてお話を聞かせてください。衣類にはとても困っているんで、いろいろと話を聞きたいです。」
「それでは、お邪魔します。」

 女性の後に続いて奥へと進んでいく拓弥。
(体は細い方だけど、この身長だから広大な背中だな。ああっ、抱き付きたい!)
「こちらです。」
「ありがとうございます。」
ソファへと通されて座ると、
「それじゃ、お茶を入れてきますね。それとも、コーヒーの方がいいですか?」
「あっ、お構いなく。それでは、コーヒーをおねがいします。」
「ちょっとお待ちくださいね。」
女性が部屋を出ていくと、拓弥はキョロキョロと部屋を見回した。
(ごく普通の部屋だな。天井も普通に2m40cmぐらいだろうから、ちょっと手をあげるとすぐに天井に当たっちゃいそう。)
(でも靴の大きさもすごいけど、あんな大きなスリッパあるんだな・・・特注かな?)
ソファに座ろうとすると、違和感に気付く。
(うわっ、このソファ座面高いな。普通のソファの下に台をかませてるのか。)
よく見ると向かい側には普通サイズのソファがあることに気付く。
(普通サイズのもあるんだな。どういう家族構成なんだろ。彼女はまだ若いと思うけど、まさか結婚してるのかな・・・)

 などといろいろ妄想をめぐらしながら待っていると、ドアが開く。
彼女が持つととても小さく見えるが、普通のお盆に2つコーヒーカップを乗せて持ちながらドアをくぐって入ってきた。
「お待たせしました。」
「あっ、どうもありがとうございます。」
普通のコーヒーカップが彼女の巨大な手で持つと、ショットグラスみたいに見える。
(やっぱり可愛いよなあ。この巨大な体でこの小さくてかわいい顔。奇跡としか言いようがない。まさに夢に見た理想の女性だ。)
「あの、やっぱり体調が悪いんじゃないですか?なんだか顔が赤くてぼーっとしてる感じがするんですけど。」
「いや、そんなことはないですよ。ほんとに。」
「そうですか?ちょっと失礼して・・・」
というと、彼女は拓弥の隣に来て顔を近づけてきた。
「あ、あのな、なにを・・・」
というと拓弥はさらに顔を赤くしてしまった。
(うわっ、なんてきれいな顔なんだ・・・まつ毛長いし、目も大きい。化粧はあまりしている感じしないのに肌もきれいだ。
俺よりも40cm以上背が高いのに顔の大きさは絶対俺より小さいよな・・・それにとてもいい匂いだ。)
そう考えていると、拓弥の目の前は真っ暗になった。
「やっぱり、熱があるんじゃないですか!熱いですよ!」
彼女は大きな手を拓弥の額に当てながらそういった。
その手の大きさはその気になれば拓弥の顔ぐらいは軽く覆い尽くせるくらいであった。
「いや、ほんとにこれは違いますから。」
そういいながら拓弥は彼女の手をつかんでどける。
(おっきい手だなあ。俺の手の倍ぐらいあるんじゃないかと思えるほどだよ。)
「じゃあ、どういうことなんですか?私にはとても平気なようには見えないんですけど。遠慮しないで言ってください。」
そういわれて、至近距離で見つめられると拓弥はますます赤くなって熱っぽくなってきた。
(どうしよう・・・思い切って思いのたけを言ってしまおうか?でも変な人だと思われるかもしれないしなあ。)
「あのですね、ほんとに体は大丈夫なんです。ただ、赤くて熱っぽいのは緊張してるからだと思います。」
「緊張?なぜ緊張なんかしてるんですか?営業初体験なんですか?」
「いや、そんなわけじゃないです。ただ、あまりにも理想の女性が目の前に現れたから・・・」
最後の方は照れくさくて声が小さくなっていったが、拓弥は言ってしまったという達成感でいっぱいだった。
「理想の女性が・・・?それってここに来る前に何かあったんですか???」
自分のことを言われているということに気付かない女性にガクッときたが、それでも気を取り直して
「いや、そうじゃなくて・・・あなたが・・・」
「えっ?私が?・・・お上手ですね。」
というと、彼女はにっこりとほほ笑んで向かい側の座面の高いほうのソファへと座った。
(なんだか心なしか気分を害されたような感じが・・・まずったかな?とりあえず仕事の話だ!)


「あの、それでは服の話をさせてもらってもいいですか?」
「そうですね。お願いします。」
「私の名刺は先程渡しましたね。森中拓弥と申します。よろしくお願いします。」
「あっ、申し遅れました。私の名前は小山咲良(こやまさくら)と申します。」
「それでは小山さん。採寸してみないとはっきりした値段はわからないのですが、ざっくり言って今お召しの服だと
このくらいの値段でできると思うんですよ。」
と、拓弥は電卓に打ち込んだ数字を見せた。
(とりあえずは金額でインパクトをつくろう!ほんとはこの値段だと足が出るかもしれないけど、自腹を切ってでも
咲良さんと接点をつくっておかなくては!)
「えっ、こんなに安くできるんですか!?今着ている服の半額ぐらいですよ。」
(よかった~これで高いって言われたらどうしようかと思ったよ。)
「そうですか、それはよかったです。生地を選んでもらってイメージを伝えてもらって採寸すれば2,3日でできますよ。」
「そんなにすぐにできるんですか。それならすぐにでもお願いしたいですね。娘の分もお願いしたいですし。」
「そうですか、娘さんの分も・・・・・って、娘!!!」
ついつい拓弥は大きな声を出してしまっていた。
「どうかしましたか?何かそんな驚くようなこと言いましたか?」
「いや、あの、娘さんがいらっしゃるって、結婚されてるんですか?」
ついつい拓弥は声が上ずってしまう。
「ええ。そんなにびっくりしました?こんな大女でももらってくれる男の人もいるんですよ。」
と微笑みながら言う咲良。
微笑んではいるが、多少気分を害しているようにも見える。
「いや、そういうつもりじゃないです。だってまだ若そうだから結婚してないかなって、ましてや子供なんて・・・」
ショックのあまり泣き出しそうになっている拓弥。
「ほんとにお上手ですね~私もう40代半ばですよ。」
「ええええっ!?40代?うそでしょ?どうみたって20代前半、へたすりゃ10代なんですけど!」
もうお客さんだということを忘れてしまったかのように叫ぶ拓弥。
「びっくりした~なんでそんなに驚くんですか?それに10代には見えないでしょ。」
と言いながらもちょっと嬉しそうな咲良。
「いや・・・その・・・ちょっとショックが大きくて・・・・」
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  1. 2012/12/28(金) 23:30:05|
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